期待する気にもなれない
2004年9月8日 オーナー会議で、相変わらず「粛々と進めている」近鉄・オリックス統合、正式には経営譲渡とかいう話、っていうかいつから合併が統合に言い方変わったわけ? 何が違うの? が正式承認。ああそうですか。
で「もう1つの合併」とやらは案の定進展なしのタイムアップ、そして案の定ダイエーとロッテだったと聞いても今さら誰も驚きゃしませんけどね。でも当事者じゃない人間の、曲がりなりにも自らも球団オーナーでありながらよそさまにばかり合併させようとするその根性が気に入りません。何度も同じこと言ってるけどね、私。でも吐き気がする、あんなの見てると。
明日から2日間「協議・交渉委員会」とやらが開催されるらしく、今日の議長の滝鼻氏は「最後まで選手側と話し合いたい」などと言っておられたようだが、あなたたちがいつ選手側と話し合ったんでしょうか。あんたらの決定を一方的に通達して「理解してもらえたと思う」とか言ってただけじゃないですか。そもそも選手会は最初から一貫して「合併の1年間凍結」をはじめとする主張をしていたのであり、「協議・交渉委員会」を「話し合い」と言いたいのであれば、合併の正式承認をオーナー会議にかける以前に行うべきではないんでしょうかね。あまりにも辻褄が合ってなくて笑かしてくれますね。そんなもんは話し合いとは言わねえんだよ。
挙句の果てには、「合併反対のストはおかしい」とか、「選手の雇用は確保すると最初から言っている」とか言い出す始末。その言葉の裏には、「雇ってやるって言ってるのに何が不満なんだ」という本音が垣間見えてしょうがないのだが、それで選手(とファン)が満足するとでもお思いか。来年の雇用が確保されりゃいいってもんじゃないって言ってんのにね。再来年以降の支配下選手枠が増えない(今回の救済措置で増やすと言われてる+10名が元通りになるかならないかも含めて)限りは、来季終了後の戦力外通告者は通常の何倍になるんだか。
あと気になってるんだけど、たとえば近鉄とオリックスが今年、戦力外通告をしようと考えている選手の扱いってどうなるんだろう。戦力外通告が終わってから例のドラフトをやるということ? じゃないと受け入れる側の他球団(と選手)が納得しないよね。毎年、寂しいけど戦力外通告はゼロってわけじゃないんだから、なくなる球団の選手が全員、戦力外通告もなく救済されて、自分の球団からは解雇者を出さなきゃならないというのも変な話。近鉄とオリックスが、合併の可否にかかわらず今年の解雇者を出す予定がなかったんなら別にいいけど。このあたりの話が全然表に出てこないので、どうするつもりなのかが見えなくてずっと疑問なのである。まあ、最終的にはどうでもいいっちゃいいんだけどね。
最近の報道はストの是非に終始する様相だが、ストは目的じゃない、あくまで手段なんだよ。選手だってやりたくてストをすると言ってるわけじゃないと口を揃えてるじゃないか。みんな野球がやりたくてプロになったんだから。なのに何度呼びかけても、選手とファンの望むような話し合いをしようとはしてくれない。だからもう綺麗ごとだけ言ってられない、こうするしかないって話でこうなってるのに。
ストに反対するプロOBには特に言いたいのだが、じゃああなたたちは今後の球界のために、何か1つでも今のどうしようもない球界に向けて働きかけたんですか。あなたたちが世話になった世界じゃないか。何のための名球会なんだか。いや名球会だけのことではないけど。でも、スト権行使を公言するだけで既に選手は、もしかしたらファン離れも起こすかもしれないという危険という名の泥をかぶってる。みっともない経営陣の分まで。
時代は確実に変わってる。プロ野球だけが、時代の変化を見下ろしていていいわけがない。一般企業だって平社員でも経営を直視しなければならない時代なんだから、選手がプレイだけしていれば許される時代では、もうない。そのことを今いちばん感じているのは選手自身だと思う。自分たちの権利ももちろんだけど、それと同時にどうしたらファンの心を繋ぎ止めておけるか、今は本気でそれを考えなければいけない状態に置かれているから。それを経営者が最初から、お前らが考える必要などないと言ってるんだからな。ファンのいちばん近くにいるのは選手なのに。ファンのニーズをいちばん確実に、肌でマーケティングできるのは選手なのに。一緒に考えれば、良くならないわけがないのに。それもわからないならいっそ全部なくなってしまえ。
で「もう1つの合併」とやらは案の定進展なしのタイムアップ、そして案の定ダイエーとロッテだったと聞いても今さら誰も驚きゃしませんけどね。でも当事者じゃない人間の、曲がりなりにも自らも球団オーナーでありながらよそさまにばかり合併させようとするその根性が気に入りません。何度も同じこと言ってるけどね、私。でも吐き気がする、あんなの見てると。
明日から2日間「協議・交渉委員会」とやらが開催されるらしく、今日の議長の滝鼻氏は「最後まで選手側と話し合いたい」などと言っておられたようだが、あなたたちがいつ選手側と話し合ったんでしょうか。あんたらの決定を一方的に通達して「理解してもらえたと思う」とか言ってただけじゃないですか。そもそも選手会は最初から一貫して「合併の1年間凍結」をはじめとする主張をしていたのであり、「協議・交渉委員会」を「話し合い」と言いたいのであれば、合併の正式承認をオーナー会議にかける以前に行うべきではないんでしょうかね。あまりにも辻褄が合ってなくて笑かしてくれますね。そんなもんは話し合いとは言わねえんだよ。
挙句の果てには、「合併反対のストはおかしい」とか、「選手の雇用は確保すると最初から言っている」とか言い出す始末。その言葉の裏には、「雇ってやるって言ってるのに何が不満なんだ」という本音が垣間見えてしょうがないのだが、それで選手(とファン)が満足するとでもお思いか。来年の雇用が確保されりゃいいってもんじゃないって言ってんのにね。再来年以降の支配下選手枠が増えない(今回の救済措置で増やすと言われてる+10名が元通りになるかならないかも含めて)限りは、来季終了後の戦力外通告者は通常の何倍になるんだか。
あと気になってるんだけど、たとえば近鉄とオリックスが今年、戦力外通告をしようと考えている選手の扱いってどうなるんだろう。戦力外通告が終わってから例のドラフトをやるということ? じゃないと受け入れる側の他球団(と選手)が納得しないよね。毎年、寂しいけど戦力外通告はゼロってわけじゃないんだから、なくなる球団の選手が全員、戦力外通告もなく救済されて、自分の球団からは解雇者を出さなきゃならないというのも変な話。近鉄とオリックスが、合併の可否にかかわらず今年の解雇者を出す予定がなかったんなら別にいいけど。このあたりの話が全然表に出てこないので、どうするつもりなのかが見えなくてずっと疑問なのである。まあ、最終的にはどうでもいいっちゃいいんだけどね。
最近の報道はストの是非に終始する様相だが、ストは目的じゃない、あくまで手段なんだよ。選手だってやりたくてストをすると言ってるわけじゃないと口を揃えてるじゃないか。みんな野球がやりたくてプロになったんだから。なのに何度呼びかけても、選手とファンの望むような話し合いをしようとはしてくれない。だからもう綺麗ごとだけ言ってられない、こうするしかないって話でこうなってるのに。
ストに反対するプロOBには特に言いたいのだが、じゃああなたたちは今後の球界のために、何か1つでも今のどうしようもない球界に向けて働きかけたんですか。あなたたちが世話になった世界じゃないか。何のための名球会なんだか。いや名球会だけのことではないけど。でも、スト権行使を公言するだけで既に選手は、もしかしたらファン離れも起こすかもしれないという危険という名の泥をかぶってる。みっともない経営陣の分まで。
時代は確実に変わってる。プロ野球だけが、時代の変化を見下ろしていていいわけがない。一般企業だって平社員でも経営を直視しなければならない時代なんだから、選手がプレイだけしていれば許される時代では、もうない。そのことを今いちばん感じているのは選手自身だと思う。自分たちの権利ももちろんだけど、それと同時にどうしたらファンの心を繋ぎ止めておけるか、今は本気でそれを考えなければいけない状態に置かれているから。それを経営者が最初から、お前らが考える必要などないと言ってるんだからな。ファンのいちばん近くにいるのは選手なのに。ファンのニーズをいちばん確実に、肌でマーケティングできるのは選手なのに。一緒に考えれば、良くならないわけがないのに。それもわからないならいっそ全部なくなってしまえ。
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